[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


遺言の範囲(遺言事項)


遺言事項

遺言の制度があることで、人は生だけでなく、その死にも自己の財産を自由に処分できるようになります。

ただし、遺言により、すべてのことを定めることができるわけではなく、遺言により自分の意思で決定できる死法律関係は、民法が定める次の10種類の事項に限られています。

  1. 子の認知
  2. 遺贈
  3. 寄附行為
  4. 後見人・後見監督人の指定
  5. 法定相続分と異なる相続分の指定
  6. 遺産分割方法の指定またはその指定の委託
  7. 遺贈についての遺留分減殺方法
  8. 遺言執行者の指定またはその指定の委託
  9. 5年以内の遺産分割の禁止
  10. 相続人の廃除とその取消し

上記以外の事項についての遺言は、遺訓といった道徳的な効力はありますが、法律上の効果はありません。



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