［社会］仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

出産した場合②―出産育児一時金（出産一時金）をもらう―申請手続き―産後の申請の場合

産後の申請手続きの手順・方法・仕方

概要・概略・全体像

実際に出産育児一時金（出産一時金）の支給を受けるには、申請が必要です。

そして、この申請手続き（出産育児一時金の受け取り方）は、次の２つの方法があります。

1. 直接支払いの申請…いわば事前申請で前払い
2. 産後の申請…いわば事後申請で後払

出産した場合②―出産育児一時金（出産一時金）をもらう―申請手続き

このうち、産後の申請とは、退院時に出産費用をいったん全額自費で支払い、その後出産育児一時金の申請を行うことで、一時金の支給を受けるという方法です。

ただし、２００９年１０月以降は、医療機関等への直接支払いの申請、つまり、病院への直接払いが原則とされています。

ここでは、産後の申請手続きについて、まとめてみます。

申請先

健康保険の場合

請求先は会社の健康保険組合または管轄の協会けんぽ（旧社会保険事務所）となります。

国民健康保険の場合

住所地の市区町村役場

申請期間・期限

出産の翌日から２年以内です。

申請者

被保険者

申請に必要な書類

申請書

所定の申請書を提出します。

健康保険の場合

• 健康保険被保険者家族出産育児一時金支給申請書

国民健康保険の場合

• （家族）出産育児一時金請求書

添付書類など

健康保険の場合

• 医療機関等より交付される直接払い制度を利用しない旨の合意・同意文書の写し
• 医療機関等より交付される出産費用の領収書の写し

なお、健康保険の場合は、申請書に、振込希望口座を記載する欄がありますので、預金通帳は不要です。

また、同じく、申請書に、医師や助産師などが出生を証明する欄がありますので、分娩証明としての母子健康手帳も不要です。

国民健康保険の場合

• 保険証
• 印鑑
• 預金通帳
• 母子健康手帳（分娩証明）