印鑑(印・はんこ・印章)
印鑑とは 【seal】
印鑑の定義・意味・意義
印鑑(いんかん)とは、各種の印材(印鑑の材料)の印面に文字や図形を彫刻し、それに墨や印肉を付けて、文書などに押して(=押印)、しるしとするものをいう。
参考:小学館『日本国語大辞典』
印鑑の別名・別称・通称等と正式名称
別名・別称・通称など
印・はんこ
印鑑は単に印(いん)、または、はんこともいう。
正式名称
印章
印鑑は正式には印章(いんしょう)という。
印鑑の趣旨・目的・役割・機能
署名(サイン)
日本では西洋における署名(サイン)と同じように印鑑が用いられる。
ただし、法律上は、押印が要求される場合は少ない(例外.遺言状など)。
なお、印鑑は実用品であるとともに、工芸品としての扱いも受けることがある。
本人の同一性の確認
印鑑は、本人の同一性を確認するためのものである。
本人の意思の確認
当事者や取扱者が署名の代わりに印を押す(=押印)ことでその文書の内容を認める意を表す(つまり、本人の意思の確認)。
印鑑の分類・種類
印鑑の材料・素材(印材)
印鑑の経緯・沿革・由来・歴史など
金印
日本最古の印鑑は紀元1世紀に大陸から伝わった金印である。
その印面は九州を治める王が中国の皇帝によってその地位を正式に認められたことを示している。
NHK 美の壺 File69 印章
戦国時代
公文書には花押(かおう)という手書きの署名が使われていたが、戦国時代になると、手間を省くために、印鑑が武将たちに広く用いられるようになった。
NHK 美の壺 File69 印章
江戸時代
江戸時代になると、取引文書や借用証などさまざまな書類に印鑑が用いられるようになった。
NHK 美の壺 File69 印章
明治時代
明治時代になり、すべての人が苗字を持つようになると、個人が印鑑を所有するようになった。
こうして印鑑は日本の社会に深く根をおろしていった。
NHK 美の壺 File69 印章
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