日本の選挙の分類―国政選挙―参議院議員選挙―参議院議員通常選挙(通常選挙)―比例代表選挙―議席配分方式①―非拘束名簿式
非拘束名簿式とは
非拘束名簿式の定義・意味・意義
非拘束名簿式とは、比例代表制の方法のひとつで、次のような仕組みのものをいいます。
1.政党の名簿の届出
政党は候補者の当選順位を決めずに名簿※を届け出ます。
正式名称:「衆議院名簿」「参議院名簿」
2.投票―候補者または政党を投票
選挙人(有権者)はその名簿に記載されている公認候補者※1の氏名か、名簿を提出した政党※2の名称等(略称含む)を書いて投票します。
※1正式名称:「衆議院名簿登載者」「参議院名簿登載者」
※2正式名称:「衆議院名簿届出政党等」「参議院名簿届出政党等」
3.開票
候補者名で投票された数と政党名で投票された数の合計が政党の総得票数となります。
そして、各政党の議席数はドント式により配分されます(得票数に比例して議席数が配分される)。
また、政党内では候補者は個人得票数の多い順に当選します。
非拘束名簿式の位置づけ・体系
比例代表制の方法・方式
比例代表制には次の2つの方法があります。
- 拘束名簿式
- 非拘束名簿式
非拘束名簿式の趣旨・目的・役割・機能
民意の反映
非拘束名簿式では、政党が当選順位を決定せず、候補者に投票できるので、当選者の決定に民意を反映できるというメリットがあります。
非拘束名簿式の経緯・沿革・歴史など
2001年(平成13年)7月の参議院議員選挙の比例代表選挙から拘束名簿式に代わって非拘束名簿式が導入されました。
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