収納―納戸
納戸とは
納戸の定義・意味など
納戸(なんど)とは、住宅において、基本的には何でも
※収納できる部屋で、一般的には普段あまり使わないモノや季節用品などを収納するための部屋をいう。
※飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、41項。
参考:小学館 『日本大百科全書』
納戸の範囲
居室
納戸は建築基準法上の「居室」(居住のための居室、学校の教室、病院の病室その他これらに類するものとして政令で定めるもの)に関する基準に適合しない部屋である。
なお、「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」によると、採光及び換気のための窓その他の開口部の面積の当該室の床面積に対する割合が建築基準法第28条の規定に適合していないため、同法において居室と認められない納戸その他の部分については、その旨を「納戸」等と表示すること
とされている。
納戸の位置づけ・体系(上位概念等)
間取り
納戸はウォークインクローゼットと同様に人が中に入って動けるくらいの広さで、通常は3~4畳程度が多い。
参考:飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、41項など。
納戸のメリット
納戸は収納するモノのサイズや重さを考慮する必要がない。
納戸の注意点・注意事項
棚
納戸には何でも収納できるので、 奥にあるものが取り出しにくくなるおそれがある。
そこで、必要に応じて棚を取り付けるなどする。
その際、布団なども収納できるような奥行きのある棚をひとつ設置し、そのほかはあまり奥行きのない棚を設置しておくとよい。
飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、41項。
採光・換気
納戸は建築基準法上の居室にはあたらないので、窓と換気設備は不要である(建築基準法28条1項2項)。
ただし、カビの心配があるので、採光や換気のための小窓を設けたり(太陽光は湿気やカビを防ぐ作用がある)、または、換気設備を設けて風通しをよくする。
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